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【ベトナム鋳物の歩き方】第6回 中国の鋳物と比較してどうなの?

当社のベトナム駐在員が執筆した「ベトナム鋳物の歩き方」を、数回にわたり連載しています。

今回は、第6回目のレポートをお届けします。

 

 第5回はこちら:ベトナムの鋳物の納期は?

 


 

 現在日本に輸出しているベトナムの鋳物は、品質的には中国のものよりも良いと思います。日本到着後の鋳物の不良率は平均0.2%以下となっています。加工完での鋳物は、日本到着後の不良品はほぼありません。

 

 また、日本到着後に不良品が発見された場合は、次回納品時に不良分を補填して納品してくれます。
 中国では、不良品に対する補償をしてくれない工場が多いと聞いています。不良分を補償してくれるという点が、中国と比較して大きな利点と言えます。

 

 中国と比較しての欠点は、加工機を持っている鋳造工場が少ないという事が挙げられます。現状、加工込みでの見積依頼を受けた場合は、工場が限られてしまいます。

 

 しかし、加工機を入れる計画をしている鋳造工場も増えてきています。
 どうしても加工機を入れられない鋳造工場は、周辺の加工メーカーと提携して対応していく体制を整えつつあります。

 

 次回は、トラブルの内容とその対策について解説いたします。

 

 文章:金森産業ベトナム有限会社 高島 毅

 

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金森産業ベトナム有限会社 高島・小鹿

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